肺がんCT検診
低線量肺がんCT検診
我が国の死亡原因のトップは「がん」です。平成10年には、それまで最も多かった胃がん死亡者数を抜いて、肺がん死亡者が第1位になりました。今後肺がん死亡者は、男女とも更に増加する傾向にあります。
通常の肺がん検診でのレントゲン検査では、がんがあっても小さかったり心臓などの陰にあると見つかりにくいことがありますが、CTではそのような肺がんも見つけられます。
肺がんは、早期発見により、生存率が大幅に改善することから「低線量肺がんCT検診」をおすすめします。
末梢早期がんの発見にはCT検診
CT検診では、末梢型の場合非常に小さな肺がんでもチェックできるため、発見率が飛躍的に高まります。CT検診の肺がん発見率は、従来のX線間接撮影より約10倍高い発見率であることが報告されています。●肺門部の早期がんの発見には喀痰細胞診が有効な検査の方法です。
※進行のきわめて早い肺がんは、これらの方法でも発見不可能なことがあります。
低線量肺がんCT検査は簡単で
早く安全性が高い
低線量肺がんCTは、X線を使い胸部領域をらせん状に撮影します。1回の呼吸停止で、肺全体像を撮影することができます。胸部単純X線撮影では難しかった小さな病気や淡い陰影、また、骨、心臓、横隔膜などと重なって見つけにくい病巣を鮮明に写しだします。CT検診は「末梢型肺がん」の早期発見が可能です。
※通常のCT撮影と比べ、被ばく線量は1/10程度です。
(被ばく線量は撮影条件により数値が変わります)
いろいろな肺の病気を総合的に
チェック
肺がんは怖い病気ですが、定期的に検査をして、早期発見、早期治療を行えば恐れることはありません。また、定期検査をすれば、肺がん以外の肺の病気を見つけることもできます。
活動性結核なども、低線量肺がんCTによって鮮明に写しだされます。
検診の目安
•50、55、60、65、70、75歳の節目年齢の方が対象です。
•喫煙歴のある方は、喀痰細胞診を併せて行います。
•撮影時間は約15秒です。
移動CT検診車による肺がん検診
検査料金(消費税込み)
•移動検診車によるCT撮影8,800円(施設内でのCT撮影の料金については、「オプション検査・肺がんCT検査」のページをご覧ください)
•喀痰細胞診 3,025円
検診のながれ
検診のお申込み
※市町村、共済組合、事業所単位での申し込みとなります。
健診事業課 胸部検診係
電話:022-719-5164
E-Mail:hai@test.jata-miyagi.org